【 第1弾】ケアマネジャー・訪問看護師さんに知ってほしい訪問歯科診療

お口の健康から、その人らしい生活を支えるために
こんにちは。まつお六甲歯科クリニックです。
今回は、先日開催された多職種連携研修会でお話しした内容をもとに、「訪問歯科診療と多職種連携の大切さ」についてご紹介します。
訪問歯科診療というと、通院が難しい方のむし歯治療や入れ歯の調整をイメージされる方も多いかもしれません。
しかし、訪問歯科の役割はそれだけではありません。
お口の健康を守り、食べる・話す・笑うといった日常生活を支えることも、大切な役割の一つです。
なぜ高齢者のお口のケアが大切なの?
年齢を重ねると、噛む力や飲み込む力が低下したり、お口の中が乾燥しやすくなったりすることがあります。
また、口腔内の衛生状態が悪くなると、誤嚥性肺炎のリスクにも関係します。
適切な口腔ケアは、誤嚥性肺炎のリスク低減だけでなく、食事の楽しみや生活の質(QOL)を維持するうえでも重要です。
多職種連携で大切にしたい3つのポイント
① 小さな変化に早く気づくこと
「最近、食事の量が減った」
「むせることが増えた」
「口臭が気になる」
「お口が乾燥している」
こうした日常の小さな変化が、お口のトラブルや口腔機能の低下に気づくきっかけになります。
② チームで情報を共有すること
歯科医師や歯科衛生士だけでなく、ケアマネジャー、訪問看護師、介護職、ご家族などが情報を共有することで、より適切な支援につなげることができます。
それぞれの専門性を活かし、同じ目標に向かって支えることが大切です。
③ 日常生活の中でできる口腔ケアを続けること
毎日の歯磨きや義歯のお手入れ、お口の乾燥への対応など、日々の積み重ねが健康維持につながります。
ご本人の状態に合わせて、無理なく継続できる方法を考えることが重要です。
お口の健康を、地域全体で支えるために
当院では、外来診療に加えて訪問歯科診療にも取り組んでいます。
歯科だけで完結するのではなく、医療・介護に関わる皆さまと連携しながら、患者さん一人ひとりの生活を支えていきたいと考えています。
「お口のことで少し気になることがある」
そんな小さな気づきから、必要な歯科診療や口腔ケアにつながることもあります。
これからも地域の皆さまと顔の見える関係を大切にし、安心して相談いただける歯科医院を目指してまいります。
次回の第2弾では、「義歯(入れ歯)の管理と対応」についてご紹介します。
まつお六甲歯科クリニック
松尾健司