☆骨吸収抑制薬 お薬と歯科治療ー②
- 2021年8月20日
- ♪歯科治療とお薬♪
こんにちは!神戸市灘区にあります、『まつお六甲歯科クリニック』院長の松尾です。
以前の記事で、骨粗鬆症と歯周病についてお話をしました。本日は骨粗鬆症の治療薬と歯科治療についてお話を致します。
さて、骨粗鬆症になると骨がもろくなるため、骨を強くするお薬の投与が必要になります。近年様々ある、骨を強くするお薬の中でビスフォスフォネート製剤(BP製剤)に関して注意が必要であると報告されています。
これらのお薬は骨を丈夫にしてくれる、優れたお薬です。ただし、長期期間投与された方に下記の治療を行うと、顎の骨が強い炎症を起こしてしまったり、場合によっては骨が壊死してしまうという報告があります。低い確率ではありますが、可能性はゼロではないという状況です。
- 抜歯(歯を抜く)
- インプラント治療
- 歯根の先にある膿の袋をとる処置
- 歯周外科(歯茎に切開を入れて歯石をとる、再生治療)
- 顎の骨を削る処置
- 深い位置にある歯石をとる治療
また、一般的に、お口の中の細菌数が多い方に、上記治療を行うと、顎骨壊死のリスクが高くなるといわれています。
まつお六甲歯科クリニックでは、微力ながらお口の環境改善をさせていただき、安全に治療をさせていただければと考えております。
★★★まつお六甲歯科クリニック★★★
兵庫県神戸市灘区八幡町1-7-12 1F(阪急六甲駅徒歩3分)
TEL 078-842-8686
院長 松尾健司