今回から遂に虫歯シリーズを開始していきます！

患者様にこの様な相談を受けることがあります。

『昔から、家族で私だけ歯が弱いんです。』

『うちの子達で、上の子は虫歯は少ないのに、下の子は虫歯が多いんです。』

確かに虫歯になりやすい人（高リスク）となりにくい人（低リスク）が存在します。

なぜでしょう？

なりやすさの違いを見る前に、虫歯はなぜできるのかに焦点を当ててみたいと思います。

歯周病シリーズでお伝えしましたが、歯周病になるのも原因があります。虫歯も同様です！

歯の表面に付いたプラーク（その中に虫歯菌がいます）は、お砂糖を分解して酸を作ります。

その酸によって歯の表面が溶け出してしまいます（脱灰）。

ただし、唾液の中のカルシウムで歯は修復されています（再石灰化）。

もし　　ダラダラおやつを食べる

頻回にジュースを飲む

歯の表面に付きやすいチョコをよく食べる

つ・ま・り！

だれでもお口の中には虫歯菌が存在します。

お話を最初に戻しますと、虫歯になりやすい人は、虫歯菌が住みやすい環境になっていることが考えられます。虫歯のエサになる砂糖があると、細菌はどんどん数を増やします。さらに細菌を歯磨きで追い出さないと数は増えます。また『健康な歯へー⑤』で詳しくお話ししますが、フッ素により強化された歯は虫歯になりにくいことも証明されています。虫歯の成り立ちを知っていれば、虫歯に立ち向かう第一歩につながります。

まつお六甲歯科クリニックでは、皆様の日々の疑問に寄り添ってまいりますので、些細な疑問も随時受け付けております！！