こんにちは！神戸市灘区（六甲）にあります、『まつお六甲歯科クリニック』院長の松尾です♪

お口のケガシリーズ第４弾です！！今回は歯が欠けた・根が折れてしまった場合のお話を致します。

この場合、

1. 歯根破折：歯の根だけが折れている
2. 歯冠・歯根破折：歯の歯茎より上（歯冠）と根が折れている

場合で治療内容が異なります。

1. 歯根破折　レントゲンを撮影し、どこの位置で折れているか確認をします。折れた歯の位置がずれている場合は、整復をし歯の固定を行います（２～３か月程度）。基本的に歯の神経が死なない限り、歯の根の治療は行いません。1か月ごとに経過観察を行い、慎重に歯の状態を確認します。ただし、深い位置で折れている場合は、保存が難しいこともあります。
2. 歯冠・歯根破折　この場合、多くは強い痛みを伴います。破折部分が浅く、神経まで亀裂が達している場合は、歯の神経の治療を行います（洗浄・保護・清掃など状態に合わせて行います）。ただし、深い位置で割れている場合は保存が難しくなります。

歯や顔面をぶつけた直後は、気が動転していてわかりにくい痛みや症状があります。少し冷静になったり、数日してから腫れてきたり・痛みが出たり・歯の色は変色する場合もございます。念のために歯科医院への受診をお勧めいたします。

私自身、加古川中央市民病院・神戸大学医学部附属病院の救急で多くの外傷の患者さんを診察してまいりました。大切な歯を少しでも救えるように迅速な対応・適切な審査診断ができればと考えております。

まつお六甲歯科クリニックでは、怪我をされた場合に少しでもお力になれたらと考えております。