歯石には2つの種類があります
- 2026年8月1日
- ♪歯周病♪
「歯石」と聞くと、歯の表面についている白っぽいものを思い浮かべる方が多いかもしれません。
実は歯石には「歯ぐきの上につく歯石」と「歯ぐきの中につく歯石」の2種類があり、それぞれ特徴や治療方法が異なります。
① 歯ぐきの上につく歯石(歯肉縁上歯石)
歯ぐきより上の、目で見える部分につく歯石です。
特徴
- 白色〜黄色っぽい色をしている
- 下の前歯の裏側や上の奥歯のほほ側につきやすい
- 比較的やわらかく、取り除きやすい
鏡でも確認できることが多く、定期的なクリーニングで取り除くことができます。
② 歯ぐきの中につく歯石(歯肉縁下歯石)
歯ぐきの中にある「歯周ポケット」の中につく歯石です。
特徴
- 黒色や黒褐色をしていることが多い
- 非常に硬く、歯に強く付着している
- 歯ぐきの中にあるため、自分では見つけにくい
この歯石は歯周病と深く関係しています。
放置すると歯ぐきの炎症が進み、歯を支える骨(歯槽骨)が徐々に溶けてしまうことがあります。そのため、専用の器具を用いて歯ぐきの中まで丁寧に除去する治療が必要になります。
歯石を放置するとどうなる?
歯石そのものが虫歯や歯周病を引き起こすわけではありません。
しかし、歯石の表面はデコボコしているため、細菌(歯垢・プラーク)が付着しやすくなり、歯周病が進行しやすい環境をつくってしまいます。
その結果、
- 歯ぐきが腫れる
- 歯磨きで血が出る
- 口臭が気になる
- 歯周病が進行する
- 最終的には歯がグラグラし、歯を失う原因になる
といった症状につながることがあります。
歯石をためないために大切なこと
歯石は、一度できてしまうと歯ブラシでは取り除くことができません。
そのため、歯石になる前の歯垢(プラーク)を毎日の歯磨きでしっかり落とすことが何より大切です。
さらに、ご自身では磨き残しが出やすいため、定期的な歯科医院でのクリーニングや歯周病チェックを受けることで、お口の健康を長く守ることができます。
「痛みがないから大丈夫」と思っていても、歯周病は気づかないうちに進行することが少なくありません。
ぜひ定期検診を活用し、健康なお口を維持していきましょう。

まつお六甲歯科クリニックでは、お一人おひとりのお口の状態に合わせたクリーニングや歯周病治療を行っています。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。